キャリア入社者×面接官対談
IT統括部 戦略・企画グループ

キャリア入社者

Kさん(30代)

  • IT統括部 戦略・企画グループ
  • 2021年キャリア入社(前職:電機メーカー)
面接官

Oさん(40代)

  • IT統括部 戦略・企画グループ グループ長
  • 2017年キャリア入社(前職:メーカーや人材サービス業など)

同じメーカーITでの経験を持つ面接官の言葉で入社を決意

キャリア入社者Kさん

私にとっては初めての転職活動で少し緊張もありましたが、二次面接の3名の面接官は、どの方も丁寧に好奇心を持って話を聞いてくれる方ばかりで、安心して臨むことができました。ただ、重要なポイントになると「そのお話をもっと詳しく聞かせてください」と芯を狙って、具体的にどんどん掘り下げていくのが印象的でしたね。中でもOさんは、メーカーでのコーポレートIT経験という共通項があったので分かり合える部分が多く、質問もより具体的で「この場面ではどういう交渉をされたのですか?」「旭化成でこんな仕事をするとしたら、あなたの経験と照らし合わせてどうやりますか?」など、より深いアプローチをされたのをよく覚えています。

最終的に旭化成を含めて3社から内定をいただき、その中で入社の決め手になったことが2つあります。1つ目は、「旭化成のIT組織を俯瞰してみると決して完成された組織体系ではなく、役割も明確に決められているわけではない。DXで横串を通すというミッションのもと、グループ全社と共創をするという視点でぜひ力を発揮して欲しい」という説明を聞き、自分の目指す仕事がここにあると感じられたこと。特に同じような経歴を持つOさんの言葉だからこそ、しっくり受け止めることができました。

2つ目は、面接官である部長格3人のコミュニケーションを見ているだけで、社内の人間関係の良さを感じられたこと。Oさんもキャリア入社であることから、ここならスムーズに馴染んで力を発揮できるのではと思いました。

シビアな経験もポジティブに学びに変えていく姿勢を評価

面接官Oさん

Kさんの採用にあたっては、事前に書類を見た時点で、フィット感の高さを感じました。電機メーカーでITガバナンスの経験があり、加えて海外赴任を含めたグローバルでの経験もある。専門的にITに従事してきた人にとっては、「DX」が捉えどころのないテーマに見えることもありますが、Kさんのようにデータと業務プロセスをバランスよく経験されてきた方は、DX推進に関する素地があると考えているからです。

面接でのKさんの最初の印象は、真面目で明るい人。会話を開始してすぐに地頭の良さを感じました。Kさんは前職で、現場との交渉を重ねながらシステム導入をするなど、非常にシビアなご経験をしてこられています。私自身も同じ業界にいたからこそ、その大変さが十分にわかりますが、Kさんは経験をポジティブに学びに変えている点が印象的でした。

私たち旭化成のIT組織も、様々な部署やM&Aで新たに参加した組織と、厳しい中でも先陣を切って関係性を築きにいかなければいけない場面が数多くあります。そこで、受け身の姿勢にならず、自ら共通項を探して積極的に関係性を築きにいく姿勢を持っていることは非常に大切な素養になります。あとはKさん自身も言っていますが、完成されていない組織の中でも、面白さを感じて取り組んでくれそうと思えたことも大きな評価ポイントになりました。

全社データマネジメント基盤の活用支援で、各事業部のDXを推進

キャリア入社者Kさん

Oさんが企画した、旭化成の全社データマネジメント基盤システムが本番導入されたので、全社活用支援を一つの大きなテーマとして取り組んでいます。具体的にいうと、例えば工場の二酸化炭素の排出量を集計する仕組みや売上評価のダッシュボードなど、各事業部には様々なシステムがあります。それらと私たちITの持つデータマネジメント基盤のデータを繋ぎ、データが活きる状態にすることを目指しています。そのために社内の様々なプロジェクトに対してデータマネジメント基盤の拡販デモを行い、実際のDXの施策を一緒に回していくことが私のミッションです。また同時に、コーポレート部門としてのIT統括業務も担っています。

将来的にやってみたいことは、海外での業務や製造現場でのものづくり支援。また、グループ全体の視点に立って事業と事業を繋ぐIT化の提案にも興味があります。旭化成での私の新しい人生は始まったばかり。旭化成には様々なキャリアのルートがあり、上に登るだけでなく、横にも、あえて降りてみることもできる。私の場合は定年まであと20年以上あるので、この先どんなキャリアを描いていけるのか自分でも楽しみです。

本来の力を発揮していただける面接を意識しています

面接官Oさん

面接でのやりとりで意識しているのは、抽象度の高い質問と具体的な質問を交互にしていくということです。ITやDXにおいては、「全く同じ状況」でのお仕事は、ほとんどありません。そのため、過去の経験を新しい状況でどう活かすのかという観点が非常に大切になります。過去の学びを活かしていただくためにも、ご自身の経験を抽象化できているのか、それを新しい状況に合わせて適用することができるのかという点は意識して見るようにしています。

面接で最も大事にしているのは、入社後のミスマッチを防ぐためにも、実情を正しくお伝えすること。それと、答えるのが難しい質問をする時は、先に「次の質問は、ちょっと難しいですよ」と、柔らかめにお伝えするようにしています。緊張して面接で力が出せなかったというのは、お互いにとって一番もったいないパターンですから。

入社後の受け入れ体制については、旭化成はチームで取り組むことを大切にしているので、チームに所属していただき、組織でオンボーディングしています。聞けば誰もが気軽に答えてくれる風土なので、仕事を進める上で困ることはありません。実際のプロジェクトに参加して、ステップバイステップで新たな課題をクリアしながら、学び成長していくことができます。

旭化成への転職を考えておられる方へのメッセージ

面接官Oさん

旭化成は多様性を重視し、活かしてきた会社です。その多様性の中であなたの個性がどういう化学反応を起こすか、そんな視点で入社後の姿を描いてみていただくとよいのではと思っています。面接をしていると旭化成に染まろうとするスタンスで来られる方も多いのですが、その方の積み上げてきたキャリアがあり、それを活かすこと自体が多様性に貢献することでもあるという点は、ご理解いただきたいところ。もちろん多様な個性があることで、意見のぶつかり合いはあります。でもそれは、相手を言い負かそうというものでは一切なく、より良い状態を追求しようとするための質の良い議論だと思います。企業文化、風土の良さが根底に流れていることを実感しますね。

キャリア入社者Kさん

私も同じような考えで、旭化成のキーワードは「開放的」だと感じています。手掛ける事業の幅が広く、色々なバックグラウンドや職種の人が集まっている会社なので、他のキャリア採用者と話してみても皆が想像する以上に教え合う文化があり、また自身の強みとなるスキルがあれば、どこかで必ず活かせる場があります。私も初めての転職で、これまでの自分の経験がどう評価されるのか不安もありましたが、価値を感じてもらい、新たな世界が開けました。これから面接に来られる方も、むしろ「私のこのスキルが活きる場所はありますか」という感覚で来てみるのもありではないでしょうか。

その他の社員インタビュー

各社員の仕事に対する想いややりがい、仕事内容、
入社理由などをインタビュー形式でご紹介します。

  • 【キャリア入社者×面接官対談】IT統括部 戦略・企画グループ
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