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Interview
MT
システム技術開発(HW)
Interview.1
次世代メモリデバイスを
世界とつなげる
超高速データインターフェースを
創り出す。
青山 琢磨さんの写真

私どもの部署は、メモリ技術研究所のシステム技術研究開発センターに属しており、次世代メモリデバイスとハードウェア技術、主に外部の機器を接続する超高速のデータインターフェース技術の開発を担当しています。アナログとデジタルのミックスシグナルが大きな特色で、今後いっそうメモリの大容量化が進むなか、どうしたら大量のデータをより速く、より効率よく伝送できるか。超高速化と低消費電力化という相反する要素の両立をテーマに、3年先・5年先・10年先のインターフェース技術、さらには将来のメモリデバイスのHWのあり方全般を追究しています。

インターフェースに関しては外の世界とつなげる技術ですから、国際標準の規格に則った取り組みも必須です。これまでも、モバイルインターフェースのM-PHY UniPro / UFSで、私たちが規格づくりを主導してきた実績があり、今般世界の中でシェアを拡大している弊社PCIe-SSD製品に対してもインターフェースIPを供給してきた実績もあります。今後も、次世代の規格を策定するアライアンスに積極的に関わりつつ、フロントランナーとして世界標準の先陣を切り続けます。

私どもの部門には、アナログ/ミックスシグナル/デジタル、有線/無線/RF、AD/DAコンバータ、センサなど、多様な専門のエンジニアが集まっています。AIの時代を見通したディープラーニングHW技術の研究といったプロジェクトも動いており、現在は超高速インターフェースに注力していますが、将来的には「信号をセンシングして処理して送る」一連の流れを広くカバーし、さまざまな分野に挑戦していきます。

Interview.2
世界中の人々から
喜ばれる技術を実現していく。
青山 琢磨さんの写真

私たちのハードウェア開発は、10人20人30人の単位でプロジェクトチームを立ち上げ、ひとつのものを創りあげていく仕事です。アットホームな風土のもと、お互いにアイデアを出し合い、時には熱く議論を戦わせながら、全員がものづくりの醍醐味を満喫しています。インターフェースは、メモリやストレージと外の世界を結びつけることで、さまざまな利便を提供します。しかも、いま開発している技術は3~5年後、新製品に搭載されて世界市場にデビューできるよう取り組みの真っ最中。やり遂げ・製品化を実現することで、世界中の多数の人びとから「速くなった」「使いやすい」と喜んでもらえるのです。さらには10年後、未来の社会を大きく変える可能性のある新発明も夢ではありません。

アナログ回路や通信系、インターフェース周りの知識・経験は、もちろん大いに活かせますが、幅広い技術領域に関わっているので、IoTやAIを含めて、デジタル設計、メモリ技術に関連する何らかの知見があれば、活躍のチャンスは十分にあります。特に実務経験年数が短い方は、何をやってきたかより、どこまで研究、もしくは開発を突き詰めて成果を挙げたか、の経験を評価します。実務経験が長い方は、面談の場で専門性や実績をしっかり確認したうえで、適材適所の職務・ポジションにアサインします。直近から将来まで、広く未来を見渡すR&D部隊であり、今までにない新分野の開拓も視野に収めているため、挑戦する意欲も大事です。論文投稿や学会発表も多く、年齢・キャリアに関係なく、知的好奇心が旺盛で、ロジカルかつフレキシブルに考えて行動するスタンスに注目しています。

※インタビュー内容は取材時のものです。(2018年取材)
PROFILE
土田 賢二さんの写真
青山 琢磨
メモリ技術研究所
システム技術研究開発センター
システムコア技術開発第二部 部長
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