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Interview
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転職者座談会 / メモリ・SSD応用技術部門
世界の名だたる顧客企業に
製品を展開していく応用技術は、
エンジニアでありマーケターである。
当社のメモリ・SSD製品のお客様には世界の有力なICT・IoT関連企業が名を連ねている。このページでは、グローバルビジネスの最前線で、顧客ニーズと開発・製造部門を結んで活躍している応用技術部門のキャリア入社者3人に話を聞いた。
Interview.1
技術にも製品にも市場にも、
広くメーカービジネスに
興味を持って入社。
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当社の応用技術を志望した理由を教えてください。
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Y.H. 前職では、当時マーケットが確立していなかったOLED(有機EL)の事業化に挑戦しました。やりがいはあったのですが、スパンが長くなかなか成果に結びつかなくて悩んでいました。改めて自分の志向を整理したときに、会社に対しての利益貢献度が肌で感じられる環境に身を置きたかったのです。そんな時、たまたま当社がモバイル向けストレージのe-MMCやUFSの車載用途を開発していると聞いて興味を持ちました。前々職ではカーナビの電子回路を設計していたので、設計と企画・マーケティングと両方の経験を活かせると思いましたね。

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T.T. 私も似たような志向ですね。専攻は光工学でしたが、研究開発より市場や顧客に近い仕事のほうが向いていると感じていて、新卒で半導体商社に入り、FAE、品質評価、マーケティング、セールスなど幅広く体験しました。転職前は、海外の半導体メーカーのプロダクトセールスチームのリーダーとして、マイコン、ロジック、インターフェース、アナログなど、メモリ以外のデバイスはほぼ扱っていました。でも、商社という立場上、どうしても情報が限られ、開発にも関わるのが難しく、メーカーの立場でキャリアを積んでみようと転職を決意しました。
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Y.A. 私は設計を志望して半導体メーカーに就職したところ、なぜかマイコンの応用技術に配属されたのです。しかし、ゲーム機用のカスタム品を扱ったりするなかで、お客様と話しながら仕様を考えたり、設計と橋渡ししたりする楽しさを知りました。転職を考えたときに当社のSSD事業部に注目したのは、デバイス単体の枠を超えるユニットを扱えるうえ、国内顧客が多かった前職と違って、海外のメジャーな顧客との折衝がメイン。製品技術でもマーケティングの面でも大きくステップアップできる、ぜひチャレンジしたいと思ったからです。
Interview.2
メモリ・SSD・・・応用技術部門は
多様な顧客に向き合い、
多岐にわたる製品・技術を
手がけていく。
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入社後、どのような業務を担当されていますか。
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Y.H.私の部署はメモリ単体、コントローラ付き、SDカードといった製品別に組織があり、私はコントローラ付きのグループで、車載用途のe-MMCとUFSの顧客対応全般を担当しています。自動車部品メーカーの中華圏現地法人が大口のお客様で、現在はカーナビ向けが主流ですが、自動運転への流れが加速するなか、ECUをはじめAI機器への導入を推進して、すそ野を広げようと目指しています。フラッシュメモリの新規用途を開拓することで、自動車のイノベーションに寄与したいですね。そのために、部品メーカーにとどまらず、セットメーカーやカーメーカーのお客様にも積極的にアプローチ。自動車業界全体に働きかけてマーケットの拡大を図ろうと力を注いでいるところです。
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Y.A.SSDの応用技術部門は、BtoBがクライアント/データセンター/エンタープライズ向け、BtoCは量販店向けリテールをそれぞれ担当。広報・ブランディング・マーケティングのチームもあり、設計以外の業務を幅広く手がけています。私は入社後1年間、子会社の統合に関わる広報業務に携わってから、クライアントSSD製品のグループに異動。現在は海外の特定顧客をチームでサポートしています。具体的には、アメリカの大手ICTメーカーのお客様に、PC用のSSDを供給するための応用技術です。
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T.T.私はメモリ製品の応用技術部で、3次元BiCS FLASH™のデバイス単体をデータセンターの顧客にプロモートする部署に所属しています。まだ入社して日が浅いので、先輩と一緒に国内と中国の各1社のお客様を担当しながら、製品やサプライチェーンに関する知識をOJTで学んでいるところです。半導体製品のプロモーションについては、海外顧客のサポートを含めて、前職の商社で培った経験をフルに活用できるので、いいスタートを切れていると感じています。
Interview.3
日常がグローバル。
新製品を企画から
立ち上げる機会も多い。
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これまでで印象に残っている仕事について聞かせてください。
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Y.A.グローバルという点では、想像をはるかに超えていました。みんな海外に行く、というか、行かされるんです(笑)。私も入社してすぐ、広報のためにラスベガスのCESへ単独で出張しました。今年も2回行っていますし、多い人は毎月です。もちろん、向こうとの電話会議も毎週ですし、今は海外とのやりとりが当たり前になりました。

印象的なのは、自分が関わったSSDを搭載したPCが市場に出た時ですね。私は主に顧客であるPCメーカーにおいてSSDを導入するための評価を担当していて、社内の評価・設計・品質部門と顧客の評価・開発部門との間で評価仕様を調整したり、実際に手を動かして評価をすることもあります。PC内蔵のSSDはエンドユーザーには見えませんが、SSDを導入するために多くの関係者と一致協力した、私たちの努力の結晶だけに、店頭やネットで販売されているのを目の当たりにすると、それは非常に嬉しいものです。

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Y.H.e-MMCやUFSは元来、モバイル機器向けのストレージなので、厳格な信頼性が求められる車載用途には、温度条件とか顧客使用条件での信頼性とか、適合しない要素がありました。お客様からも当初は問題を指摘されましたが、応用技術と開発・設計・評価のエンジニアが連携して製品化を進めた結果、一般的な基準を上回る機能を実現。お客様に「仕様書レベルではなく、実際にさまざまなシチュエーションで動作させた時の信頼性が高い」と認められ、今では車載用e-MMCの主流として売上げを伸ばしています。市場や顧客のニーズを捉えつつ、新製品を企画から立ち上げていく仕事の醍醐味を体感できました。
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T.T.私は入社後早くから、BiCS FLASH™に関する応用技術部の定例会議に出席し、次世代製品の仕様を検討するフェーズから参画しています。また、お客様からヒアリングした要望を設計部門にフィードバックしていくなかで、あれこれ質問して知識の吸収に努めています。思い立ったらすぐ行動するほうなので、誰にも臆せずに聞くようにしていますが、皆さん気さくに答えてくれます。予想していた以上に転職者が多く、出身や専攻もさまざまなので、『それは〇〇さんに聞くといい』とか『△△さんが詳しいよ』とか、お互いに教えあい助け合いながら仕事を進めていけるのです。転職者を受け入れる環境、転職者が活躍できる環境が整っていると実感しています。
Interview.4
大事なのは、
メモリの知識や経験より、
マーケットを創っていく
仕事への想い。
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最後に、転職を考えている方へのメッセージをお願いします。
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Y.A.有給が取りやすいので、仕事とプライベートのバランスが取りやすいです。担当製品を持って活躍しているワーキングマザーの同期もいます。また、私もそうでしたが転職では人間関係が気になると思います。実際入ってみると、とても雰囲気の良い会社で楽しく仕事ができており、何の問題もありません。人と話すのが好きで、グローバルに活動したいと望んでいる人に、ぜひ挑戦してほしいですね。
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T.T.私はメモリ未経験だったので、面接ではメモリの話は一切なくて、中国で製品をプロモーションするとしたらどう取り組むか、軽いフットワークで海外に行けるかなど、考え方や姿勢を問われました。業界や製品知識は入社してからでも習得できるので、経験をベースに何をしたいかを明確にしておくと、きっと自分にマッチする仕事にたどり着ける会社だと思います。
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Y.H.私もメモリの知識はほぼ未経験での入社でした。学ぶ意欲にあふれていて、マーケットをつくっていく仕事への想いがあれば、業種や分野が違っていてもチャンスは十分。まずは飛び込んでみること、始まりはそこからです。
ありがとうございました。
※インタビュー内容は取材時のものです。(2018年8月取材)
PROFILE
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Y.H.
2015年入社
メモリ応用技術部
大学の工学部で通信工学を専攻。カーナビのメーカーに就職して9年間、電子回路の設計に携わるが、より製品企画に近い仕事に就きたくて化学メーカーに転職。3年ほど、OLED(有機EL)の事業開発プロジェクトに参画した後、さらなる活躍の場を求めて当社に入る。
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T.T.
2018年入社
メモリ応用技術部
光工学専攻の大学院修士課程で、レーザーや半導体などの光の波動を研究。半導体商社に入り、FAEを5年、品質評価を2年、マイコン等のマーケティング&セールスを5年、それぞれ経験。デバイスメーカーを経験してみたいと思って、当社にキャリア入社。
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Y.A.
2014年入社
SSD応用技術部
大学の専攻は情報通信工学だが、学生時代に秋葉原でパーツを購入して電子工作した経験から半導体業界を志す。新卒で入社した半導体メーカーでマイコンの応用技術に携わり、設計と顧客を結ぶ仕事の面白さを知る。当社に転職したのは、海外顧客の多さに興味を持ったから。
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