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マネージャー/コンサルタント
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004
マネジャー
浜田 悠史
Yushi Hamada
2012年1月入社

Digital Enterprise
これまでの経歴
大学卒業後、日系大手Slerに入社。約5年半にわたり一貫してSAP領域の設計開発~運用保守を担う。内資・外資の合併に伴うプロジェクトでは、運用保守のチームリードとして、商物流や業務プロセスの整理等の最上流工程も経験。同プロジェクトで様々なステークホルダー間を立ち回り、プロジェクトを牽引するコンサルタントの立ち居振る舞いを目の当たりにしたことで、コンサルティングファームに興味を持ち、2012年DTC入社。2015年にシニアコンサルタント、2018年8月にマネジャーに昇格し、現在はグローバルに事業展開する電機メーカー全グループへのS4/HANAリプレイスプロジェクトに参画中。
DTCを選んだ理由
コンサルティングファームへの転職を検討する中でDTCに決めた理由は4つあります。1つは構想策定等の最上流工程を担えること、2つ目はグローバルプロジェクトに参画できることです。多くのコンサルティングファームではこの2条件を叶えることができるのですが、DTCでは上記に加えて、グローバルネットワーク・他ユニット・他ファンクションとのコラボレーションが期待でき、ITだけでなく、戦略M&Aや税務等とセットで多角的により大きな規模で提案できる点、さらにこれらの環境を裏付ける会社の成長率(企業規模・売上)の高さが非常に魅力的であり決め手になりました。
Q. DTCでのキャリア

DTCに入社してからは一貫してSAP領域の支援に関わっています。前職での運用保守のチームリード経験をそのまま活かせるプロジェクトから始まり、翌年には医療機器メーカーのアジア販社10カ国にSAPを導入するロールアウトプロジェクトに参画。SD、MMの要件定義~実装までのシナリオ作りや要件定義、概要設計、ユーザートレーニング、開発管理と実装までの全てをリードポジションで約4年に亘り支援しました。導入までは初めての経験だったのですが、周囲のサポートを得ながら自ら試行錯誤したことで大きな自信につながりましたね。

その後は前職で付き合いのあった外資電機メーカーから指名を受け、全世界の商物流変更プロジェクトにPMOとして参画。現在は世界有数の国内総合電機メーカーグループ全体のシステムをS4/HANAにリプレイスするプロジェクトに参画しています。全体で5~6年を予定する大規模プロジェクト。クライアント主導でリプレイスするための要件定義~実装までの支援です。開発は40~50名規模におよび、DTCからは10名程度参画。業務側とIT側とに分かれ、海外拠点の要望を可視化しながら、日本国内の開発チームの要件定義のリードとサポートを担っています。
Q. 思い出深いプロジェクト

最も思い出深いのは、やはりPMOとして指名をいただいた外資電機メーカーのプロジェクトです。クライアントの資本元が変るのを機に、全世界の商物流を変えることが目的でした。海外資本から日本資本にー。業務システムだけでなく、文化も変えていきたいー。そんな壮大なプロジェクトを目前にしたクライアントから「何からやればいいかわからないけど、浜田さんがいれば何とかなると思って!」と、声を掛けてくれたのは本当に嬉しかったですね。しかもSNSのメッセンジャーで(笑)。

確かに、前職で約4年半支援していたため、システムの内情を理解し尽くしているといっても過言ではありませんでした。しかし、今回のステークホルダーは100人超え。ステアリングコミッティ(以下、ステコミ)をすれば10数部署が関わる。途中DTCからは私が所属するDigital Enterpriseを含む5ユニット、および税務やリサーチ&ナレッジマネジメント等の複数ファンクションが入り、コラボレーションしながら進めるなど、とにかく経験したことのないボリュームのマネジメントに最初は毎日頭を悩ませていました。それでも、当初予定していたスケジュールを前倒し、低予算で完了させられた2つのポイントを学べたのは私のキャリアにおける成功体験の1つになりましたね。
Q. 成長に繋がった2つのポイント

まずは「顧客との質の良いコミュニケーション」です。当初は関係者それぞれが様々なゴールを描き、全く違った方向を向いていたため、何を話しても何も決まらず、課題や進捗を共有するたびに「待った!」が掛かる状況で・・・。このままでは崩壊すると思いました。そのため、朝から晩までmtgを重ね、時間を惜しまず1人ひとりと握りに行きました。これは誰に教えられたということはないのですが、ステークホルダー間を立ち回る中で必要なことだと考えたんでしょうね。そうやって、話を聞き、握りに行くことで、信頼を集めるためのコミュニケーションは「質」であり、質を高めるために必要な時間は惜しまず掛ける重要性を学びました。

2つ目は「マネジメントの目線」です。最初は、ステコミでは発言しても「反応が薄いな」「あまり響いていないな」と思うことが多く、先輩やパートナー、酷いときには契約書の代表欄に記載されるリードエンゲージメントパートナーにレビューいただいたこともあります。場が見えておらず、自分本位の伝え方になっているとアドバイスいただいた結果、「本プロジェクトの目的は何で、このステコミの出席者は誰なのか、何がこのステコミのゴールなのか」を考え、場をシミュレーションした上で資料を作りこむ必要があること。「●●さんだったらこの順番でこの資料をみせ、こういう言い方でないと納得感がない」等を考える重要性を学びました。当時学んだこの「マネジメントの目線」は今のプロジェクトでも凄く活きています。
Q. DTCの魅力

やはり転職理由にもなったグローバルネットワーク・他ユニット・他ファンクションとのコラボレーションが期待できる点は魅力だと思います。特に、SAP領域はデロイトUSが導入実績No,1と世界中で認知されているので、プロジェクト提案時にデロイトUSの事績は強力な武器になっています。USの他社事例を知ったクライアントが「日本でも任せてみようか」となったり、「過去のテンプレがそのまま使える」等で実際に立ち上がることになったプロジェクトでは、事例プロジェクトを担当したUSメンバーに一定期間アドバイザリーで来てもらったこともありました。私の担当プロジェクトのいくつかもUS実績や事例を応用し、他ユニットとのコラボレーションを推進しています。協業・協働のカルチャーはDTCの魅力であり、DNAだと思います。
Q. 今後の目標

マネジャーになると、案件組成以外にもDTCとして新しいことをやっていくための企画構想も増えてきます。私自身は今、SAPのS4/HANAクラウドの日本マーケットへの販売・定着方法の検討に着手中。具体的には、グローバル実績NO、1で認知されているデロイトUSのアセットや知見を利用して、日本にセールスキットとしてどうやってアジャストしたら売れるかというのをSAPジャパンとも協力しながら構想を練っているところです。正直なところ、ずっとSAP領域なので別のことをやりたいと思ったこともあるのですが、今ではSAPは提案のための1ツールであり、自分の基盤という感じ。この基盤を武器にして、新しいトレンド作りに関わることはやりがいに繋がっていますし、今後更に注力しストレッチすることで自身の成長に繋げたいと考えています。
Q. オフの時間の使い方

週末はもっぱら子供と出かけることが多いです。小学校1年生になり出かけたい盛りなので、常に「今週はどこに行くの?」「来週はどこに行くの?」と詰め寄られていて(笑)最近は気候もよく大きな公園に出かけることが多いので、ゆっくり過ごせるようにテントを購入しました。子供が走り回っているのを横目に、妻と私はテント内で読書をしたりと思い思いに過ごし、リフレッシュするようにしています。
また学生時代から趣味でバンドをやっているので、月一で仲間たちと集まりスタジオで練習し、数か月に1度のペースでライブもやっています。忙しくしている中でも、それなりに充実したオフを過ごせています。
DTCを検討されている方へのメッセージ

コンサルタントはどこまで行ってもクライアントのためにアドバイス・支援する役割。そのため、クライアントのために考え、行動し、クライアントが上手くいくことに対して喜びややりがいを感じられる人は向いていると思います。そして、何といってもDTCは成長を促してくれる会社。私自身、入社前のコンサル業界へのイメージが「up or out」であり覚悟を持って入ったのですが、入社してみるとまったくそんな社風ではなくて驚いたのを覚えています。上位者は、段階を踏んでストレッチできるようなアサイン、コミュニケーションをしてくれますし、レビューとなると必ず時間をとってくれます。コンサルタントとしてやっていけるかどうかの不安はもちろんあるでしょうが、それ以上に、成長機会やチャレンジを求める方は、ぜひ一緒に働きましょう!

※内容・所属ユニットは取材当時のものです

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