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005
シニアコンサルタント
E.Y
2017年10月入社

Systems & Cloud Engineering
これまでの経歴
大学の法学部卒業後、「女性が長期的なキャリア形成をするには専門性を身に付ける必要性がある」と考え、日系大手Slerに入社。約3年半にわたり一貫してID管理のパッケージ導入エンジニアとして複数プロジェクトの要件定義~運用保守を担う。会社の経営方針転換に伴い担当パッケージがサービスラインナップから外れることを機に、これまでの経験を活かせるだけでなく、構想策定といった、より上流からのキャリア構築が叶う環境を求め2017年DTC入社。複数プロジェクトを経て、現在は通信業界のコンシューマ向けサブスクリプションビジネスモデルの構築を支援するプロジェクトに参画中。
DTCを選んだ理由
当初コンサルティングファームへの転職は視野に入れていませんでしたが、ID管理のパッケージという商品特性上、業界カットで専門性を深めることが難しいと考え、テクノロジーをベースに様々な業界支援が可能なコンサル業界を視野に入れることにしました。当時DTCに対してはITコンサルタントとして活躍できる印象は薄く、業務コンサルタントの専門集団という印象だったのですが、「アーキテクチャデザインができる人材」を募集していることを知り応募してみることに。それに加え、選考の中で対峙した役員のみなさんが、冷たい印象のコンサルティングファームの印象を180度変えてくれたこともあり、DTCでなら安心して働けると確信が持てたのもポイントでした。コンサル業界は未経験ではありましたが「時代がデジタルから逃れられない今こそ、これまでのキャリアを活かしていける!」と考え入社を決めました。
Q. DTCでのキャリア

DTCに入社してから現在までに4プロジェクトの支援に携わっています。最初は大手製薬メーカーのシステム部門向けアドバイザリー業務。増加傾向にあったシステム障害の原因を分析し、サプライチェーン毎に使用していたアプリケーションの重複などを調査、アーキテクチャ整理を支援していきました。製薬業界は上市した後の安全管理なども細かく実施しているため、業界特性が色濃くあります。前職の経験を活かしながらも、業界ならではのビジネスプロセスやシステムについて学ぶ貴重な経験を積みましたね。

2プロジェクト目からは、鉄道、銀行、クラウドゲームと様々な業界のプロジェクトで構想策定~実行支援まで経験することができ、今はどんな業界・クライアント・課題でも、きちんとキャッチアップして支援できる自信がついてきたように思います。これまでSlerという立場での支援でしたが、立場が変わったことで手探りの部分も多く、苦労ももちろんありました。しかし経験を積む毎に、その時々に応じた評価軸設定やステアリングコミッティでの報告の仕方、ベンダーコントロールやリスクマネジメントといったPM観点などを吸収し、手ごたえを感じられるシーンは増えてきましたね。まだまだだなと思うこともある一方で成長も実感しています。
Q. 思い出深いプロジェクト

3つ目に参画したIFRS(国際会計基準)導入に伴う会計システムのリプレイスプロジェクトです。このお客様は、新たな金融商品開発などの攻めのコストに投資できるよう、これまでオンプレ上にあった勘定系システムなどをクラウド化したいと考えていたのですが、すでにPMOチーム/移行・テスト支援チームとに分かれ走っていた中で、途中参画にも関わらず、移行計画策定を全て任せてもらった思い出深い案件です。
参画当時、任せてもらってやる気に満ち溢れていたのですが、ふたを開けたら計画策定がすごく遅延していて(笑)コツコツ事実確認から始めました。確認してみると、お客様、DTC、3社のベンダーそれぞれのアウトプットイメージがすり合っていないことが判明。そこで対峙していたシステム企画部のマネジャーと「見える化」からはじめました。このプロジェクト、システムの特性を踏まえ、個別具体的な課題まで考え抜いたアウトプットを求めるお客様だからこそ、ボトムアップのやり方が効果的でした。そして、システム担当、ベンダーに2~3週間でヒアリング、合意形成し、計画をまとめ上げました。自分たちで解を見出そうとする姿勢のお客様だったこともあり、ご自身の考えを当てにいける、まさにコンサルタントを求めていたのでしょうね。信頼を獲得してからは、「ちょっといい?」と言って相談されることも増え、プロジェクト終了まで円滑に進めることができました。

私たちは調べ物をしてずっと考えているわけではありません。アウトプットを作る際には「これに反映したいから、この人にこれを聞こう!」という全体像を自分で設計し、聞いて回って、可視化して、落とし込み、合意形成していきます。このサイクルを一気通貫で実行できた最初の成功体験がこのプロジェクトです。コンサルタントのランクに期待される業務を初めて「やれた!」と思えた案件でもあり、とても思い出深いです。
Q. 仕事のやりがい・成長感

前職では導入がメインだったこともあり、案件ごとのアウトプットに大きな差はありませんでした。今はお客様のゴールが全然違うので、進め方にも答えはありませんし、アウトプットも全然違います。ゴール・目的を意識したうえで、「誰に」「何を」伝えたいかをアウトプットを作って発信し、関係者を動かしていく必要があります。そのスキルが凄く身についたなと思っています。

もちろん、身に付けるまでは苦労したのです。ゴールイメージの“ぴったり具合”も人によって違うので、ここをすり合わせるのもすごく大変ですし、どうアプローチしていくかを考えるのも大変。自分だけの目線や思考では凝り固まってしまう時があるので、そんな時はドンドン周りに相談するようにしていました。DTCの社風なのですかね?周りに相談すれば、どんなに忙しくても解をくれますし、みんな周りの人の仕事に興味を持ってコメントしてくれるので、こういった環境が成長を後押ししてくれているのだとも思います。役職問わず、ユニットの人にアウトプットの見せ方を相談したりと、今も自分一人で抱え込まないように気を付けています。

前職では「このシステムを導入したことで、社員の意識が変わりました!」と言われることは少なかったのですが、ITコンサルタントの仕事では会社や人が目に見えて変わっていくのを目の当たりにします。私自身は、解がないときに色々な人と考えを交わし、答えとして組み上げていくプロセスも好きですし、そうやって出したアウトプットがお客様に受け入れられ、良いほうに動き出したときにやりがいを感じますね。
Q. DTCの魅力

ストレッチさせてくれるアサインはもちろん、上司、メンター、同僚、dX Garageのエンジニアやデータサイエンティストなど、相談できる相手が多いのは魅力だと思います。なんでもかんでも専門家という人はいないですから、「ここまで考えて、こう思った」と当てると答えてくれる人がいて、その後もトレースして聞いてくれる。そういったチーム体制と適度な距離感で見守ってくれる人たちがいるので、安心して自分の裁量を発揮できる環境です。内資企業でありながら歯車感もないですし、外資企業にあるような個人主義でほっておかれている感じもありません。それに、女性も私のユニットだけで10数名いてコミュニケーションも活発なので、女性エンジニアの方にも知ってほしいですね。
Q. 今後の目標

これまで経験したプロジェクトは業界もレイヤーもばらばら。今後は、あらゆる会社のアーキテクチャ策定に関わっていきたいなと考えています。元々みんながモヤっとしているところを1つの画に落とし込み、整理していくプロセスは好きですし得意。それに、アーキテクチャ策定はこれまでの経歴が一番活きるところです。日本の会社は意外とシステムが煩雑で属人的な部分も多く、まだまだ上手く整理できる余地があると思っています。せっかくシステムに関わってきた経歴があるので、ここを少しでも変えていけたらいいなと考えています。そのために、ただきれいにアーキテクチャを描けます!ではなく、「私は、APIマネジメントはリードできる強みがある!」など特定領域に特化していたり、業界に特化していたりと、自分のコアとなるような専門性を携えて支援するのが目標です。
Q. オフの時間の使い方

3日お休みがあれば旅行やダイビングに行っています。最近のダイビング旅行では石垣島にウミガメをみにいきました。GWなど、1週間ちょっとのお休みでは海外に行くことが多いですね。今年はクロアチアやオーストリアを旅し、綺麗な街並みや文化、それにアドリア海のシーフードを堪能してきました。
DTCを検討されている方へのメッセージ

私自身がそうなのですが、何でも面白がるタイプの方や与えられたことをできないとは言いたくない!といった負けず嫌いな要素をお持ちの方は向いていると思います。“興味”は仕事の熱量に繋がります。コンサルタントの仕事は1つとして同じ解はないので、自分自身が興味を持って、面白がりながら取り組んでいないと周りの人も動かせないのですよね。それに、エンジニア出身ですと、技術やPKGから考えた発信になりがちなのですが、「そもそも、」というところに発想が及ぶスキル・考え方の癖があるといいかもしれません。観点として持つのは重要ですが、今はボトムの細かいところを話すタイミングではないということもあるので。そういいながら、私自身はまだまだボトムアップの癖が抜けなくて、発言した後に「あ、直さなきゃ」と思うのですけどね(笑)転職して、今とても楽しく仕事をしています。コンサルティングファームというと、私が当時思っていたように、ドライで個人主義の印象もあると思いますが、DTCは全く違います。親しみやすい方が多く、働きやすい環境です。ぜひ、ご自身の目で確かめてみてください。

※内容・所属ユニットは取材当時のものです

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