

トヨタグループの中核を担う大規模システムの 上流工程に携わり、キャリアの幅を広げる。 トヨタグループの中核を担う 大規模システムの 上流工程に携わり、 キャリアの幅を広げる。
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前職ではSIer企業に勤務。物流システムの老朽化更新プロジェクトや、アウトソーシング事業でトヨタ関連企業への派遣を経験。より上流工程に携わりたいという思いからトヨタシステムズへ転職。現在は大規模な需給システムの改善プロジェクトに従事している。
CONTENTS
- CHAPTER 01 より上流のポジションを求めてトヨタシステムズへ
- CHAPTER 02 営業現場の「生の声」を大規模システムに反映する
- CHAPTER 03 積極的な質問と自主的な勉強で、業務とシステムを一致させる
- CHAPTER 04 ユーザーに寄り添ったプロジェクトマネージャーを目指す
CHAPTER 01 より上流のポジションを求めてトヨタシステムズへ

前職ではどのような仕事をされていましたか?
前職の会社は、独立系のSIer企業でした。その会社に入社して、物流会社向けのシステム開発プロジェクトやアウトソーシング事業に関わり、その中でシステム開発から保守まで携わりました。
トヨタシステムズへの転職を考えたきっかけは何ですか?
大きく二つの理由があります。一つは、お客様と直接接することができるプライムベンダーとしての仕事がしたいと思ったことです。前職ではアウトソーシング事業が多く、二次請けの立場になることが多かったのですが、より上流工程に携わりたいと考えました。もう一つは、安定性を求めたことです。前職はアウトソーシング事業が多かったので、コロナ禍などの外部環境の影響が大きく、雇用の安定性が低いところがありました。トヨタのプライムベンダーとして、売上・利益ともに堅調である状況を見て、安定性が非常に高いと考えました。
CHAPTER 02 営業現場の「生の声」を大規模システムに反映する

部署の役割について教えてください。
私が所属する需給・車両システム部の海外需給グループは、大規模なシステムの維持・改善に携わっています。具体的には、トヨタの営業部門が使用する需給管理システムを担当。このシステムは、車の商品情報・価格・オーダー・物流など、需要から供給に関わる幅広い業務をサポートしています。私たちの役割は、ユーザーから業務変化を聞き取り、最適なシステム改善を提案・実施することです。日本国内だけでなく、海外のユーザーも使用するシステムなので、グローバルな視点が求められます。
現在、取り組んでいるプロジェクトについて詳しく教えてください。
現在、需給管理システムの大規模な技術更新プロジェクトに携わっています。このプロジェクトは2028年頃までの長期にわたるもので、システムの機能を段階的に更新していく予定です。具体的には、サーバーの保守期限切れに伴うトヨタの共通基盤への移行と、画面技術のサポート切れに伴うオンライン画面の改修を行っています。加えて、画面の使い勝手の向上などの改修も行っています。
プロジェクトの中でどのような役割を担っていますか?
私の主な役割は、ユーザーである営業部門の方々から要望を聞き取り、それを具体的な改善案にまとめることです。例えば、「この画面のこの部分を変更してほしい」という要望を受けた場合、それをどのように実現するか提案を行います。この要件定義からテストまでの工程を担当しています。
CHAPTER 03 積極的な質問と自主的な勉強で、業務とシステムを一致させる

仕事を進める上で難しいと感じる点はありますか?
最も難しいと感じているのは、実際のお客様の業務を把握することです。要望を聞くときに、お客様が「業務でこういうことがあってこうしたい」と言われても、その背景にある業務の流れや専門用語がわからず、イメージがつかめないことがありました。例えば、専門的な用語が飛び交う中で、「ここをこう変更したい」と言われても、それが具体的にシステムのどの部分を指しているのか、すぐには理解できませんでした。また、システムの使用目的や、それがお客様の業務フローのどの部分に当たるのかを把握するのに時間がかかりました。
その難しさをどのように克服していますか?
この課題を克服するために、いくつかの取り組みを行っています。まず、チーム内で定期的に勉強会を開催しています。お客様の業務内容やシステムの使い方について、ベテランの方々から学ぶ機会を設けています。これは隔週で行われており、非常に有益な情報を得られる場です。また、実際にユーザーの方と話す際には、わからないことがあればその場で質問するようにしています。「それはどういう業務をされているのですか?」といった具合に、積極的に情報を収集しています。さらに、システムのマニュアルを熟読したり、過去の資料を調べたりと、自主的な学習も欠かさず実施。こうした努力の積み重ねで、徐々にではありますが、業務とシステムの関係性が理解できるようになってきました。
仕事のやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
やりがいを感じる瞬間は、自分で考えた改善案や提案が採用されたときです。お客様の要望を聞いて、「こういう方法ではどうでしょうか」と提案し、それが受け入れられたときは、自分の理解度や提案力が向上したことを実感できます。また、このプロジェクトの規模の大きさも、やりがいの一つです。多くの人が関わる大規模なプロジェクトで、しかも上流工程を担当できているという事実は、非常に貴重な経験だと感じています。このシステムは完成後、多くのユーザーに使用されることになるので、その影響力の大きさを考えると身が引き締まる思いです。さらに、トヨタグループ内の様々な部署や協力会社の方々と連携しながら仕事を進められることも、トヨタシステムズならではの魅力だと感じています。多様な視点や知識に触れることができ、自身の成長にも繋がっています。
CHAPTER 04 ユーザーに寄り添ったプロジェクトマネージャーを目指す

今後のキャリアについてどのようなビジョンをお持ちですか?
将来的には、プロジェクトのマネジメント領域でキャリアを積んでいきたいと考えています。現在はチームメンバーとして、また、ときには小規模なチームのリーダーとして働いていますが、今後はより大きな責任を持ってプロジェクト全体を見渡せるような立場を目指しています。特に、ユーザーに寄り添ったプロジェクトマネジメントを行いたいと思っています。需給管理システムをより使いやすくするために、ユーザーと常にコミュニケーションを取り、真の要望を吸い上げ、効果的にシステムに反映させていく。そのようなプロジェクト運営ができる人材になりたいです。そのために、現在の業務で培っているユーザー業務の理解やシステムの知識に加えて、開発面での知識も深めていく必要があると考えています。例えば、現在利用している技術の理解を深めたり、最新技術にも目を向けていくことで、技術面でも強くなりたいと思っています。
最後に、どのような人と一緒に働きたいですか?
私が一緒に働きたいと思う人は、まずコミュニケーション能力が高い人です。自分の考えを明確に伝え、また他人の意見をしっかりと聞ける人が理想です。私たちが開発するシステムは最終的にユーザーが使用するものです。技術的な側面だけでなく、実際のユーザーがどのように感じるか、どのような課題を抱えているかを常に考えられる人だとうれしいですね。


※取材記事・部署名は当時のものです