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INTERVIEWS

「お客様目線」を大切にして、 トヨタグループ全体の デジタルコミュニケーションを推進。 デジタルコミュニケーション を推進。

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瀧谷 俊紀 / インフラエンジニア / 2020年キャリア入社
インフラ事業本部 オフィスアプリケーションサービス部 みんデジ支援グループ

入社前は2社のSIerでWEBサイトのインフラ構築や、ソフトウェア製品の導入などを経験。その後、企画などの上流工程の業務経験を求めてトヨタシステムズへ転職。入社後は、オフィスアプリケーションサービス部にて各種ソフトウェア製品導入のプロジェクトに企画から携わる。

CHAPTER 01 トヨタグループのテレワーク環境を整える

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まずは所属する組織の役割について教えてください。

オフィスアプリケーションサービス部の役割は、トヨタグループ各社に各種コミュニケーションツールを導入し、働く社員の方たちの生産性を向上させることです。代表的なものだとMicrosoft社のTeamsやSharePointといったソフトウェア製品があります。

その中で瀧谷さんはどのようなお仕事をされているのですか?

2020年に入社して初めて行ったのは、グループ各社にサービスとして提供していたSkypeのサーバー増強でした。利用ユーザーの増加によりサーバーへの負担が増えていたため、仮想サーバーを増強するという業務。その後、並行してTeamsの導入を行い始めました。それが2021年ごろですね。

2021年ごろというとちょうどコロナウィルスが蔓延し始めた頃ですよね。

はい、そのためテレワークが必要不可欠となり、各社から問い合わせが殺到している状態でした。業務に直接影響の出る、緊急性の高い課題でしたので、「今すぐにでも使いたい」というスピード感が求められていたのをよく覚えています。

ソフトウェアは「ダウンロードをするだけ」というイメージですが、企業単位で導入する場合はまた違ったプロセスなのでしょうか?

企業で導入する場合はお客様の要望に合わせて実装する機能を選択する必要があります。使用することができる機能の選択肢も大幅に広がりますね。そのため、どの機能を使い、どの機能を制限するのかということをお客様と確認して導入を進めていく必要があります。

それでは、プロジェクトの内容についてもう少し具体的に教えていただけますか。

Teamsの導入は大きく3つのステップに分けて行いました。まず1つ目は要件定義です。ユーザーであるお客様が「Teamsで何をやりたいのか」の情報を集めます。その中でも重要となるのがセキュリティに関する要件です。ツールを使用して社外の人とやり取りを行うユーザーも多いため、データの受け渡しを含めどこまでのやり取りを可能にするのか等、制限や仕組みを細かく考える必要があります。2つ目は定義した要件を実現するための設計です。ユーザーがやりたいことを実現するためにはどのような設定を採用すべきかを社内のメンバーとすり合わせていきます。最後の3つ目はテストです。お客様と同じ設定にした製品を社内のテスト環境で動作させて、設計通りの動作になっているかを確認し、問題なければお客様環境へも設定しテストを行います。

CHAPTER 02 ユーザー視点に立ったコミュニケーションでプロジェクトを進める

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Teamsの導入をするプロジェクトはどのような体制で行われますか?

トヨタシステムズ側は、私のようなITエンジニアと営業がチームとなって動きます。営業担当者と連携しながらお客様とやり取りをしていきます。他にも業務を進める中で、専門的な知識の壁にぶつかった場合は、当社のセキュリティ部門や、アプリケーション部門の社員と連携することもあります。

プロジェクトを進める中でどのようなやりがいを感じましたか?

Teamsの導入プロジェクトではプロジェクトマネージャーを任せてもらっていました。主体性が求められるポジションでしたので、難しい部分はありましたが、結果的にお客様から感謝のお言葉をいただけましたので、非常にやりがいがありました。

プロジェクトリーダーとして仕事を進める際はどのようなことを意識しましたか?

コミュニケーションですね。常に3~4社への導入プロジェクトが同時に進んでいる状態だったため、社内では週に1回の定例ミーティングを行うようにして、今それぞれが何を考えていて、どのような困りごとがあり、どの程度進んでいるのかということを細かく共有できる体制を意識していました。お客様とも定期的にミーティングを行って、案件の進捗状況を細かく共有していました。

関係者とのコミュニケーションは欠かせませんよね。特にお客様とのコミュニケーションの中で、上手くいった点はありましたか?

お客様が何を考えているか、どのようなことが知りたいのかをしっかりと把握して、その疑問に対して詳細な説明で解消しながら案件を進めることができたのはとてもよかったと思います。例えば、ある設定をオンにすることによって使える機能があるとして、それがどのような仕組みで使えるようになるのかという技術的な背景まで丁寧に説明を行っていました。そうすることによって、お客様の納得感・安心感に繋がったり、お客様自身にも知識が蓄積されるので、ある程度のトラブルであればお客様側で自己解決いただけるようになるといったメリットがありました。

CHAPTER 03 企画段階からシステムに携われる環境がある

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プロジェクトを進める中で、「トヨタシステムズならではの魅力」を感じる場面はありましたか?

大きく2つありました。1つ目はトヨタ自動車の社員の方の近くで働けるということです。業務の中で密接に関わるため、デジタルに関わるトヨタ自動車の最新情報をキャッチでき、大変参考になりました。グループ各社とやり取りしている中でも、皆さん「トヨタ自動車はいまどういう状況ですか?」と気にされる方がとても多い印象でした。我々が情報を持っている場面も多いので、場合によってはトヨタ自動車の方に許可をもらって情報共有を行ったりしていました。2つ目は企画などの上流工程からシステム業務に携われる点です。お客様から案件のご相談をいただく際、ゴールが見えていないことが多いです。ぼんやりと「こういうことがしたいのですがどうすればいいでしょうか」というお話を受けて、どういった解決策が取れるかを考える仕事はとても面白いです。

通常の業務以外の場面で感じる「トヨタシステムズらしさ」についても教えていただきたいです。

まず社風でいうと、非常に風通しが良いなと感じます。入社前はちょっと堅い雰囲気の会社なのかなという印象だったのですが、実際に入社して仕事をしてみると、部署を超えて会話する機会も多いです。加えて、新卒でもキャリア入社でも関係なくフランクに会話できる雰囲気があるので、スムーズに会社に馴染むことができました。皆さん真面目かつ個性的なのでとても魅力的ですね。

会社のイベントなども多いのでしょうか?

そうですね、家族で参加できるイベントも多いです。最近では会社の社会貢献活動の一環である「海岸の清掃活動」に子どもと一緒に参加しました。社会貢献活動に関わりたいと思っても1人ではなかなか行動に移せませんが、会社のイベントとしてあると参加しやすいですし、家族で参加できるので子どもの経験にもなってとてもよかったですね。現地で同僚などに会って、世間話をする場面もありました。

業務以外でも社会貢献ができるイベントがあるのですね。

他にも交通費や宿泊費の補助付きで、岐阜県の白川郷で茅場保全活動の体験ができたり、労働組合主催で愛知県のテーマパークを貸し切って行うイベントがあったりと、子どもがいる身としてはとてもありがたいイベントが多いです。そういった面からも、プライベートも含めて社員のことを考えてくれる会社だなと感じています。

CHAPTER 04 トヨタグループの急速なデジタル化に向けた土台をつくる

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先ほど社員に魅力的な方が多いとおっしゃっていましたが、一緒に働く上で魅力的だと感じるポイントは何ですか?

私自身も意識していることなのですが、やはりコミュニケーション能力です。技術力ももちろん大切なのですが、それ以上に、社内やお客様と円滑なコミュニケーションを取れる方は魅力的ですね。仕事のスタンスとしても主体性があるか否かはトヨタシステムズで働く上で重要なポイントだと思います。我々の仕事は言われたことをやるだけではなく、トヨタ自動車の担当者やお客様などと直接会話して、相手が抱えている本質的な課題を、相手の目線になって考えることが何よりも大切です。

最後に将来についても聞かせてください。今後どのようなキャリアを描いていますか?

現在所属している、みんデジ支援グループに数ヶ月前に移ってきたばかりなので、まずはグループの仕事で高いパフォーマンスを発揮して、人脈を広げていくことが目標ですね。

みんデジ支援グループではどのような仕事を行っているのですか?

「みんデジ」は「みんなのデジタル化」の略です。グループ発足のきっかけとしては、3年ほど前にトヨタ自動車がデジタル化に大きく舵を切ったことでした。デジタル化が進んでいく中で、多種多様な困りごとが出てきます。そうした課題を集約して、誰がどのように解決していくのかを統括するのが我々のグループのミッションになります。各部署からトヨタ自動車の情報システム部門に相談がいき、そこから我々のグループのところに情報がきます。そして当社のどの部署が課題解決に最適かを考えて、システムやサービスの開発を依頼していきます。現在はそういった情報伝達のフローを強化しているところです。

トヨタグループという大規模な組織のデジタル化となると、困りごとも多種多様でしょうね。

そうですね、紙での仕事をデータ化したいとか、スペックの高いパソコンに刷新したいといった基本的なものから、より専門的な困りごとまで様々です。しかも、日進月歩で進化するIT環境なのでデジタル化に明確なゴールはないのだと思います。だからこそ、我々が一人ひとりの社員の目線になって、困りごとを解決していき、トヨタグループ全体のデジタル化に貢献し続けていきたいですね。

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※取材記事・部署名は当時のものです

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