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INTERVIEWS

エンジニアとして、 トヨタのテレマティクスの普及を支える。 トヨタのテレマティクスの 普及を支える。

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杉山 理也 / システム開発エンジニア / 2023年キャリア入社
セールス・カスタマーIT本部 販売店システム部 販売店支援システムG

前職では素材メーカーのIT関連会社にて、プロジェクトのリーダーとして、クライアントの販売管理システムの開発や、倉庫管理システムの開発を担当。その中で、より上流工程の企画に携わりたいという思いや、大規模な案件に関わりたいという思いから、トヨタシステムズへ転職。

CHAPTER 01 コネクティッド領域のシステム開発を担う

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まずは所属する組織の役割について教えてください。

私が所属する販売店支援システムグループでは、コネクティッド関連のバックオフィスシステムをつくっています。具体的には、自動車のDCM(通信機)から発信される情報とシステムを連携させ、販売店で対象のサービスが申し込みされた際、その機能を有効にするか否かをコントロールするシステムをつくっています。いわゆるテレマティクス関連のシステム開発です。

テレマティクスについて具体的に教えてください。

テレマティクスとはTelecommunication(通信)とInformatics(情報科学)を組み合わせた造語のことで、クルマと外部の様々なシステムを繋ぐサービスの総称です。クルマとスマホアプリを連動して、クルマのカギを開閉できたり、エンジンのON/OFFをコントロールできるようになります。そういった各種機能をどれくらい使えるようにするのかを制御するシステム周りを担当しているのが私が所属する部署ですね。

具体的にどのようなシステムをつくっていますか。

これまでレンタリース店のレンタカーには、テレマティクス対応のカーナビはあまりついていませんでした。今後はテレマティクス対応のカーナビが増えていくため、一括で契約を申し込めるような仕組みをつくっています。従来はアナログな紙の運用で申し込みを管理していました。そのため1台1台申し込みの手続きが必要だったのですが、システムで管理することによって、例えば、100台以上でも一括で申し込むことができるようになり、大幅な業務効率化が実現できます。

そのようなシステムの開発は、どういう体制で進めていますか。

プロジェクトの体制としては、トヨタシステムズと協力会社が連携して開発を進めています。私がプロジェクトに入ったタイミングでは既に仕様が決まっていたシステムなので、仕様から詳細設計をつくり、開発とテスト工程に至るプロセスで開発者として実際にコードを書きながら携わっています。そうして自ら手を動かしながら、協力会社との開発の連携も行っています。

CHAPTER 02 多くの人と案件を進める難しさに向き合う

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これまで仕事してきた中で感じた課題はありますか?

トヨタシステムズに入社してからは、前職に比べて、開発に関わる人数が大幅に増えたので、開発スケジュールの作成には課題を感じました。前職では自分1人で開発が完結するような環境だったので、自分のことだけを気にしていればよかったのですが、今は多くの人が関わるため、相手のリードタイムやバッファーを考慮したスケジュールを作成しないと思い通りに進まないことが多いと痛感しています。

具体的にはどのような問題がありましたか?

他社にシステムの環境構築をお願いする場面がありました。しかし、連絡していたスケジュールが、いつまでにどのくらいのシステムが必要なのか曖昧だったということもあり、進捗が思うようにいきませんでした。今思うと基本的なことができていなかったのですが、いつまでに何が必要なのかを漏れなく連絡して、余裕のあるスケジュールを組まないと、複数の案件を動かしたり、突発的な事態に対応するのは難しいなと感じました。

その経験からスケジュールに対して課題意識をもつようになったのですね。

そうですね。やはり日々変化する相手のスケジュールは把握しきれないので、事前に明確なスケジュールを合意しておくことの重要性を改めて感じる出来事になりました。今後、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーとして活躍していく上では、その辺りのマネジメントは必須のスキルとなってきますので、近くにいるメンバーの仕事ぶりを見ながら、日々勉強して、自身のスキルアップに繋げています。

協力会社との連携も重要だと感じますが、コミュニケーションを取る上で意識していることはありますか?

常に感謝の気持ちをもってコミュニケーションを取ることを意識していますね。そのあたりは、上司や周りにいる先輩のコミュニケーションの取り方を参考にしています。やはりベテランの方は、仕事でかかわるメンバーに対して立場にかかわらず、細やかな気配りができていると感じます。こちらが気を配るからこそ、相手もこちらに気を配ってくれるようになるのかなと感じています。そういったお手本が身近に存在するのはありがたいですね。

CHAPTER 03 トヨタ式の改善マインドを自分のものにする

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入社前後で感じたギャップや印象的なことがあれば教えてください。

とにかく業務の中に「改善」という文化が強く根付いていることが印象的でした。トヨタシステムズには「創意くふう制度」というものがあります。これは業務改善を習慣化するための制度で、キャリア入社者の場合だと、入社後3年間は、月に1回自らの業務の中での改善提案をするということが決められています。そのため、常に自分の業務の改善ポイントを模索しており、改善マインドの醸成には大いに効果があると感じました。

実際に改善によって業務は効率化されましたか。

はい、いくつもの業務を効率化してきました。基本的に手作業が必要な業務はすべて自動化するように心がけています。人間の考えうることはだいたいシステムで再現することができます。そのため、コマンドを書いてそれを定期的に流すといった仕組みであるバッチをよくつくります。それによって、業務を自動化して、時間短縮を実現しています。

仕事をする中で感じる魅力ややりがいは何ですか。

トヨタシステムズでは、仕事の進め方の自由度が高いので、とても魅力に感じています。前職では、決められた手順があり、ただそれに従って仕事進めていくという状態でした。しかし、今はいい意味で何にも縛られずに、「ゴールに対して最適なアプローチや仕事の進め方は何か?」を考えることができるので、ずいぶんと仕事に取り組む姿勢が変化したように思います。自分で考えながら仕事を進めていくスタイルに憧れがあったので、とても満足しています。

自分で考えて仕事を進めるという点では、具体的にどのような例がありますか。

例えば、老朽更新に伴うドキュメントサーバーの移管業務があります。このような業務の場合、前職では例え非効率な部分があっても、型にはまった業務の手順を順守する必要がありました。しかし、トヨタシステムズではいい意味で決まった手順がありません。どのようなファイル構成にすれば、今後データを使用する人が使いやすいか、業務が効率化されるかといったことを考え、最適な方法で実行します。そのため、自分の頭を使って、効果的な仕事をする習慣がついたように思います。

CHAPTER 04 1人ではつくれないシステムをチームでつくっていきたい

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一緒に働いている社員の印象はどのように感じていますか。

とてもフランクな人が多い印象ですね。その中でも個性がすごく溢れています。本当に多種多様。体育会系が多いみたいな感じではなくて、それぞれ良さがあるような印象です。尖っている方もそうじゃない方もいらっしゃいますけど、それぞれのキャラが確立されているなと感じます。どっぷり技術屋さんのプログラマーもいれば、プロジェクトマネージメントが得意なバランスタイプの人もいます。業務領域として、上流から下流まで全部カバーしているトヨタシステムズならではの特徴かもしれません。

年代ごとの印象はどうですか。

若手もベテランも、尊敬できるメンバーは多いですね。ベテランの方は、とにかく頭の回転が速い人が多く、指示も的確で、思考や視野の幅が広いなと圧倒されます。また、経営視点でものを考えられる人も多いと感じています。若手では、例えば私がペアで開発を行ったメンバーは、趣味でチャットボットの開発を行っていたりします。業務後に時間をつくって開発してしまう熱量に圧倒されました。また、新しい技術にどんどん触れてインプットとアウトプットを繰り返して成長している人が多いと思います。

今後のキャリアについてはどのように考えていますか。

様々な人と協業しながらシステムをつくっていきたいと強く感じています。いずれはトヨタ自動車に深く入り込み、より多くの人と関わりながら開発の案件に着手できるとうれしいですね。実際に、トヨタシステムズの社員でも、トヨタ自動車の情報システム部門に籍を置いて仕事をしていたり、上流の企画部分からトヨタ自動車メンバーと並走している社員もいるため、私も早くそのステージに立てるようになりたいです。やはり1人で行う仕事では一定以上のクオリティを出すのに限界があります。だからこそ、いろんな方と協力していいものをつくっていきたいです。

これからどんな人と一緒に働きたいですか。

「とりあえずやってみます」という姿勢で仕事をできる人がいいなと感じています。ガッツがある方と言い換えることができるかもしれません。とりあえずチャレンジしてみて、そこから試行錯誤を繰り返していって欲しいと思います。トヨタシステムズという会社はそういったチャレンジを歓迎する会社です。勇気を出してやってみて、結果ダメだったら、なぜダメだったのかを考えて、改善を繰り返していけばいいだけです。そんなチャレンジ精神あふれる方に入社してもらえるとうれしいですね。

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※取材記事・部署名は当時のものです

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