異業界出身者の活躍

ワールドワイドで高まる
SSD需要拡大に応える。
アプリ、SNSサービスなど
世の中を支える一翼を担う。

SSD事業部 エンタープライズ ファームウェア技術担当

ワールドワイドでの生成AIの急速な発展やSNSの普及、データの大容量化に伴い、SSDのニーズも急速に拡大している。その設計開発のほか、顧客ニーズに合わせたカスタマイズなどを手がけるエンジニアに異業界からの転身について話を聞いた。

プロフィール

2021年入社
SSD事業部 エンタープライズ ファームウェア技術担当

香川県出身。前職はメーカーで家庭用映像機器のファームウェア更新機能などのソフトウェア設計開発に従事。新たな環境を求めて転職を決意。現在は、エンタープライズSSDのファームウェア開発に携わる。

ものづくりを感じたい。風通しの良さに魅力を感じ転職を決意。

異業界から、キオクシアに転職を決めた理由を教えてください。

前職では家庭用レコーダーのファームウェア更新や、テレビの動画配信機能といった映像、ネットワークに関連するソフトウェアの設計開発を担当していました。14年と長く勤めましたが、違った環境に身を置いてみたいと考え転職を決めました。その際重視したのは、自社製品があること。Webではなく、自分がつくったものでハードを動かしたいというのがまずひとつ。もうひとつは、成長につながる環境であること。キオクシアは、組み込み開発ができること、また、組織の年齢層が幅広く、人の流入により新しい知見が広がると感じました。ゆくゆくは指導の経験も得られるだろうという期待もありました。

顧客ニーズに応えカスタマイズ。SSDのファームウェア開発に従事。

現在の業務内容について、教えてください。

現在はエンタープライズサーバーと、ストレージシステムに組み込まれるSSDのファームウェアを開発しています。例えばSNSなどの情報を保持するデータサーバー用などです。SSDは製品としてパッケージ化されていますが、さらに、お客様の要望に合わせてカスタマイズする開発が必要だと入社して初めて知りました。半導体は規格が厳格なイメージがありますが、お客様によって、また搭載するサーバーによっても求められる動きはさまざまで、例えば読み書きの速度を変えるケースや、ある特定の装置の状態をデータとしてアウトプットすることもあります。SSDにはフラッシュメモリが搭載されていますが、そのデータ管理もソフトウェアで行います。私のチームは、フラッシュメモリのデータをサーバーが扱いやすいかたちにして、管理するモジュールを担っています。出荷したSSDの不具合の対応や、新製品の開発など、いくつものプロジェクトが同時進行で動いており、かつ内容も多岐にわたります。それぞれスケジュール管理も含めて対応するため、マルチタスクのスキルは欠かせません。

前職の経験を活かせていることはありますか?

もちろん、SSDと家庭用映像機器の特性は異なりますが、ハードウェア上で動かすソフトウェアの開発とその不具合の対応という点は共通していますし、規定をクリアして商品をどう組み立てるかといったプロセスの考え方や仕事の進め方は、前職の経験が大いに役立っています。開発上必要なC言語やPythonなどのプログラミング知識ももちろん役立っており、全く新しい特殊な言語を一から覚える必要がない点は助かりました。

採用面接時から、後輩育成に取り組みたいという希望を伝えていたこともあり、入社3年目でチームリーダーに抜擢されました。前職で小規模チームのリーダー職に就いていた経験も考慮いただいたようです。キオクシアは、一人ひとりの希望や働きぶりを丁寧に見ていただける会社だと思います。ただ想定より少し早い打診であったこと、またメンバーも20名以上と規模が大きく、「私にできるだろうか」と最初は戸惑いもありました。

うえに立つリーダーというより、一緒にやっていくスタンスで。

仕事の難しさや乗り越え方について、教えてください。

リーダーになってまず初めに行ったのが、チーム体制の変更です。もともと設計の2チーム、開発環境整備チームの3チーム体制でしたが、新たに装置のテストと準備のサポートの1チームを追加し、合計4チームにしました。かつて設計チームのメンバーとして業務に携わっていた際、設計担当者が自ら装置の準備をすることで設計に支障をきたす場面に何度か遭遇しました。その経験を踏まえ、サポートチームを新設。分業にしたことで、メンバー同士が相談し合う機会も増え、効率化も実現でき良い結果につながったと思います。

半導体業界ならではの難しさは日々感じています。リーダーだからといってSSDの設計すべてに精通しているわけではなく、例えば報告書の作成も「この部分は○○さんが詳しい」「こっちは○○さん」と手分けしながら進めています。メンバーはもともと自分が所属していて一緒にやってきたチームなので気兼ねなく質問もでき、日々支えてもらっています。専門性の高い半導体は分からないことが多くありますが、チームメンバーだけでなく周囲の方からも教えを乞うことができる環境で、リーダーになっても教えてもらいながら仕事をしています。むしろ、分かったふりをして進めるほうが、後々さまざまな不具合につながりかねません。異業界からの転職で「半導体は難しいな」と不安を感じている方も、安心して飛び込んでもらえたらと思います。

最後に、キオクシアへの転職を考えている方へメッセージをお願いします。

事業領域が多岐にわたるキオクシアには、おもしろい取り組みもたくさんあります。そのひとつが、「未来記憶プロジェクト」です。もともとは新規事業の発掘が目的ですが、各部署の取り組みや、新しい技術の共有が行われています。最近ですと四日市工場のAIを活用した事例の紹介があり、こちらの部門ではまだ実施していない取り組みで新鮮に感じました。社内には日々学びや刺激があります。最先端技術を扱う部門も多いので、勉強にもなりますし成長にもつながります。それにやっぱり、「かたち」あるものに携われるのは楽しいですし、やりがいも大きいです。関わった製品が普段自分たちも利用するサービスやアプリを支えているのは誇らしいですし、なにより嬉しいこと。皆さんにもぜひ味わってほしいです。

※本記事は取材時点の情報であり、最新の情報とは異なる場合があります。(取材日:2025年8月)