異業界出身者の活躍

ソフトウェアから
インフラサーバーまで
幅広さが魅力。
Webアプリ開発エンジニアとして
キャリアチェンジを実現。

IT推進部 製造システム開発担当

四日市工場全体のシステム全般を扱うIT推進部には、キャリア人材が多数在籍し、生産性向上や業務効率改善、基幹システムの開発や保守運用など、その役割は多岐にわたる。前職で培った知見を活かし活躍するシステムエンジニアに、異業界からの転職について聞いた。

プロフィール

2022年入社
IT推進部 製造システム開発担当

新潟県出身。前職では転職支援やアウトソーシングを手がける企業で、法人向けのWebサービスのシステム開発を担当。結婚を機に妻の職場がある三重県に移住し、フルリモートの勤務を続けるうちに、人と関わりながら仕事がしたいと転職を決意。

将来性と、業務の幅広さに魅力を感じた。前職との親和性もポジティブ材料に。

異業界から、キオクシアに転職を決めた理由を教えてください。

三重県に移住後、1年ほど在宅勤務をしていましたが、自宅に籠りきりの生活に閉塞感を覚え、転職エージェントを通じて何社か紹介いただいたなかにキオクシアがありました。知人から、メーカーでの働きやすさを聞いていたこともあり、異業界への転職も不安はありませんでした。業務の幅広さと、自身の強みが活かせそうなシステム開発において、ソフトウェアからインフラサーバーまで広く扱っている点に魅力を感じたこと、また、世界的な半導体需要や、四日市工場の拡張と岩手への拠点拡大などの状況から、将来的にも安心して勤められると考え入社を決めました。

前職では、キャリア採用者向けの B to Bシステムの開発を要件定義から実装まで手がけていました。企業の採用担当者が使うWebシステムです。システムエンジニアの特権ですが、このような経験は他業種でも問題なく活かすことができるので、転職後の業務もスムーズに着手することができました。

コツコツ実績を積み上げ、3年目に大規模プロジェクトにジョイン。

現在の業務内容について、教えてください。

入社3年目のタイミングで、大きなプロジェクトを任されることになりました。半導体製造における前工程の生産管理システムの開発です。キオクシアが新しく開発した、銅(Cu)direct bondingプロセス技術を基盤としたCMOS directly Bonded to Array(CBA)技術を用いた、BiCS FLASH™ 第8世代の製造が決定。CBAは、制御回路とメモリセルを別々のウエハーでつくり、その2枚を貼り合わせるこれまでにない技術のため、新しいシステムが必要となったのです。プロジェクトの担当者として、まずは複数の協力会社の選定と、システム概要の決定、予算審議と実際に使う部門からの要望の吸い上げと調整も行いました。製造プロセスによって使用する機能や条件が変わるため、ベースは共通でも部門ごとにカスタマイズが必要です。また他部署に影響を及ぼす機能がないかの確認も行い、全体のスケジュールを引いて導入まで滞りなく進めました。

前職の経験を活かせていることはありますか?

システムの実装は外部の協力会社にお任せしましたが、前職で得たシステム開発の知見は非常に役に立ちました。四日市工場は規模が大きいので、システムのパフォーマンスが非常に重要です。性能の良い仕組みをつくれているかどうかを判断するには、やはり、実際にシステムを開発するための知識やノウハウがないと難しいのです。

一方、生産管理ならではの知識はまだ勉強中です。ベテランの方に相談したり、利用部門の有識者を集めてミーティングを設定したり、人を巻き込みながらプロジェクトを進めました。準備期間を含め約1年、途中予期せぬ追加開発などもありましたが、遅延なくシステムリリースを実現できました。

研修や教育環境が整い、教え合う社風でステップアップが自然と叶う。

前職との違いについて、教えてください。

驚いたのは、業務の規模感です。例えば今回のCBA向けのシステムの利用部門は、四日市工場全体に及びます。量産部門や開発部門など関係部署が特に多かったので、さまざまな意見や現場を知ることができ非常に勉強になりました。それ以外の案件も関係者は多い傾向なので、段取りは特に重要です。前職では、企画担当者が決まっているなかで進める案件が多かったので、そのギャップに最初は戸惑いもありました。また、大規模なシステムインフラにも圧倒されました。大規模インフラに関する知見は当初なかったので、その習得と、既存のシステムの理解が必要でした。さらに、将来変更が生じた際も改修しやすいシステムであることが求められるのは、前職ではあまりなかったかもしれません。

半導体は専門的な工程が多岐にわたり、また専門用語も多くあるイメージで、そのキャッチアップに苦労するかもしれないと入社当初は身構えていました。しかし、いざ入社してみると、基本的な半導体製造プロセスは研修で学ぶことができましたし、システムに関しても、システム開発用のダミーシステムを自由に触ることができました。現場で利用する方の話もイメージしやすく、設計書と併せて内部構造の勉強もでき、思っていたよりスムーズに業務に慣れることができました。

前提として社内には、「すべてを知っている人はいない」という共通認識があるので、教え合うのが当たり前という社風です。人に聞きやすい環境があるので、分からないことはどんどん人に聞く、それがうまくいく秘訣だと思います。

最後に、キオクシアへの転職を考えている方へメッセージをお願いします。

前職はWeb関係だったので、実際に目の前に「もの」があるのは新鮮です。「情報」と「もの」を一致させながら取り組むなかで、必ずしも成功ばかりではないので、ハラハラすることもありますが、システムだけでは完結しない、複雑だからこそおもしろいと感じる部分も多いです。ものづくりに携わるプロフェッショナルのプライドに触れられることも新鮮でした。発見も多いです。入社3年で、工場全体にわたる大規模プロジェクトのリーダーを務められるまでに成長できたのは、周りの人や環境の影響も大きいです。どんどん成長できる環境だと感じます。たとえ業界が違っても、システム開発の経験があればきっと、その強みを活かせる場所があると思います。

※本記事は取材時点の情報であり、最新の情報とは異なる場合があります。(取材日:2025年6月)