できる人を
アサインするのではなく、
アサインされてできるようになる
Product Div.
R.A.

エンジニア実務未経験から、上流で通用する力が身についた

大学では法学を学び、プログラミングについては独学で身につけました。知識はあっても実務経験がなかったため、未経験という扱いだったのかと思います。それでもエンジニアの道を志して当社への入社を決めたのは、自分で記述したプログラムが意図通りに動くことがシンプルに面白いと感じたこと、そして、エンジニアとして活躍できそうな会社の中でも当社は、“考え抜いて”プログラミングできる会社だと感じたからです。

入社当時は今とは違う部署に配属となりました。最初の仕事は、あるビジネスフォーラムで製品を紹介するためのプレゼンテーションコンセプト設計やデモ用モック作成、その簡単なHTMLコーディングなどでした。「エンジニアの仕事?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、最初にこの仕事を経験したおかげで、エンジニアとして多くのことを学べたと感じています。この製品・機能の特長・魅力をどう説明すれば良いのか、どのように伝えるのが最適なのか…。当時はがむしゃらだったので意図していませんでしたが、上流工程で要件や設計を考えて実装担当に伝える力、そして当社で必要な“論理的思考力”は、ここで身につけられたと感じています。

お客様からの声がモチベーションにつながる

現在の部署では、人事給与システム周りの開発や問い合わせ対応を担当しています。お客様サポート用Webシステムに届いたご質問・ご意見に対して、新機能の検討・既存機能の強化などを実施しています。

当社の製品は1,200社以上にご利用されているもの。かつお客様ごとにカスタマイズするのではなく、ご意見・ご要望を受けて改修や追加機能として実装していく機能性の高さが強みです。そのため、ただ単にあるお客様のご要望へ応えられるからといって改修を行えば、他のお客様に影響が出ることもあり得ます。ただ開発するのではなく、まず影響範囲を考える。ソースコードから見るのではなく、お客様の業務から見る。こうしたことが大切だと感じています。

そのため担当案件に目を向けるだけではなく、サポート用Webシステムに届いたお客様からの多彩な意見にも広く目を通すようにしています。中には「こういう使い方をしているんだ」といった、自分たちが想定していなかった機能の使用ケースもあるなど、発見もありますね。また、コンサルタント経由で「お客様から『良い機能だ』と評判です」といった嬉しい声をもらえることも。機能追加・改修などの影響が大きいためレビューも厳しいですが、リリース後のこうした声があるからこそ、得られるやりがいもひとしおですね。

入社当時“やり切れなかった”ことを、今後“やり切りたい”

今後実現してみたいことは、担当しているシステムへ給与計算結果の自動チェック機能を追加することです。この想いは、今の部門に配属となった当時の仕事で、“やり切れなかった”と感じたことに起因しています。当時、自分を含む若手3名が主体となって、ある新機能のコンセプト設計・プロトタイプ開発を担当していました。その機能こそ、給与計算結果の自動チェック機能。お客様ごとの給与体系や人事情報との複雑な連携などによりシステムではできないと考えられていた画期的な機能でした。

ただ、プロトタイプとして形になるところまでは進みましたが、お客様のニーズなどにより実際のリリースまでは至りませんでした。特に一番の原因だったのは、実行したときの処理時間の長さ。この機能自体は今も社内で「やってみたいよね」という声をいただいているものなのですが、処理速度に課題があり、現在もまだ実装されていません。製品自体の処理速度を上げるという大きな取り組みにもなってくるため、すぐに実現できることではありませんが、いずれこの機能を実装して、部門配属当時の“やり切れなかった”想いを“やり切った”に変えられれば良いなと思っています。

みるみる成長できるのは、チャレンジできる環境があるから

当社のエンジニアの業務の進め方は、案件発生時のアサイン段階では1名、規模の大きなものでも2名でスタートします。コンサルタントとの要件定義からはじまり、各種レビューをはさみながら設計・実装・テスト、そしてリリースと、基本的には1人で専任担当として対応します。パワーが足りないと感じれば上長を説得して人員を増やすといったこともあります。そしてこの一連の業務を、キャリアやスキルに関係なく早い段階で任されます。

こうした業務の進め方は、当社のベンチャーマインドに溢れた社風から生まれているものだと感じています。担当する案件や領域は決まっていますが、自分の領域以外へ積極的に守備範囲を広げていくことを歓迎しているため、どんどん仕事を任せてもらえるのです。

当社製品のメイン開発言語はJavaですが、機能等によって様々な言語で開発している部分もあります。ただ、「Java以外分からないから」ではなく「学びながらでもやってみよう」という意欲が重要。“できる人をアサインするのではなく、アサインされてできるようになる”。これが、当社のエンジニアのスタイルです。